ジョルジュか旅行か

 先日、出入りの百貨店の外商さんにお歳暮(但し喪中だし「季節の贈り物」という名目)お願いした時「こんなのあるんです、一応、応募しておきますね」ともらったのは淡路島の温泉ホテルでディナーが丹波牛・一泊二日ご招待というしろもの。それに食いつく母親!「当たればいいね」。

 6年前、母の病気=パーキンソンが発覚した時、速攻「ハワイ旅行」をオーダー。年末〜年始にかけてのツアーだったので恐ろしく高かったけど、わたしがやらねば誰がやる(キャシャーンがやらねば誰がやる気分)だったのですが、わたしのパニック障害が当時発覚。妹が旅行は一方的にキャンセル。それからいろいろあってハワイは行けず仕舞。わたしはどうでもいいのですが、母がハワイ旅行を長年希望していた事を思うととても辛いです。ハッキリ言って金持ち(成金だけどね)だった父親がなんでそれまでに‥と思いますが、彼によると「ハワイなんて年取ってから行くトコや」‥もう年取ってるやん、という段階になると「年寄りにハワイまでの旅はしんどい」。それは父にとって「シンドイ」のであって母の長年の希望を叶えてやろうという気持ちがない事が寂しかったです。だから!わたしが!と思ったのですが‥パニック障害でも飛行機の中では眠剤を服用していればなんとかなっただろうし‥妹の即断は今でもちょっと疑問だし恨みます。その時点では、未だ母、よく動けていましたし。

 さて、そんな今、近くでもいいからどこか行こうよとなった時「でも、みーちゃん猫どうしよう?」と母。(みーちゃんちゃうジョルジュや‥)わたしとしては一泊二日くらいなら大丈夫なんじゃないかなと思うのですが、実際わたしが半日家を空けると玄関でニャーニャーですし、それを知っている母は「おいてかれへん!可哀そうや!」。獣医さんに行くにも一苦労する猫ですからペットホテルなんて無理だしね、という話をしていると「2軒隣のMさんとこ、猫3匹も飼ってはるし預かってくれへんかな?」‥あーそれはどっちにも恐ろしく迷惑やし無理無理。その発想にビックリや!鬼女板に書かれるレベル‥。とりあえず猫好きな母方の叔父に来てもらおうかという話も出てますが、叔父はジョルジュ好きでもジョルジュが叔父を好きかというと‥そうでもない。難しいです。