ケルト模様に目をつけた

コトのおこりは今日、父親の書架から『ルーンの書』という本をみつけたところから‥

 来年のヴァレンタイン・ギフトの企画に行き詰ってしまった、っていうか何のアイデアも浮かばない。
 そんな今朝、父親の書架をなにげなく探っていると『ルーンの書』という分厚い本。
 取り出すとぶあついかったのは本の半分がボックスになってい、びろうどの袋に入った‥なんとルーン文字の刻まれた石!
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 マイ父はUFOとかそーゆーのは好きだけどオカルトも!?
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 ルーン文字っちゃ北欧の古い文字っていうことくらいしか知らなかったので「この石はなんぞや」と本のほうを読んでみると、どうやらその石で占いというかオラクル(ご神託)が得られるらしい。
 イーチン=易経の簡単なヤツみたいだナ、と思っていると案の定、易経にもふれてある。
 易経というのは筮竹を使って占う中国の占いなんだけど、ユングが詳しい解説書を出しているしーシンクロニシティの理論に一役買っていることもあってーニューエイジ思想のヒトビトの中では結構有名だ(P.K.ディックの『高い塔の男』でも重要な要素になってる)。
 ふーん‥と読み進めると、途中に出版社の案内が。
 どうやら父はダレかに貰ったかなんかしたんだろう、読んでる形跡ナシ。なんか案の定だ。
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 本を読みつつネットでも検索すると、ルーン文字そのものはそれほどデザイン的に面白くないんだけど、石碑だのそういうのを見るとケルト模様と似たところがある。
 ケルト文化に詳しいワケじゃないけど前々世紀末に流行した神秘学とアールヌーヴォーのデザイン面に影響を及ぼしたコトくらいは知っていたので、ケルト模様の検索に切り替え。
すると出てくる出てくる‥美しいデザインの数々!
 左図はその一例だけど、ケルト模様はなかなかにモチーフが神秘的。
 レッド・ツェッペリン?で使われてた記号も出てきたりして徐々に気分が盛り上がってきた。
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 考えてみれば今日、父の書架でルーンの本と出合ったことこそが「神託」だったようにも思う。
 ましてや父本人は目も通さず放置していたような本に。
 こういうのをユングいうところのシンクロニシティっていうんだろう。
 っていうか魔術を信じてる私だから探り当てられたのかも知れないナ‥実際『ルーンの書』はいかにもニューエイジ系の本らしく「条件付けや理由付けにとらわれてはいけない」みたいなコトが書いてあって、そんな気分を後押し。
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 とにかくなんとなくヴァレンタインのアイディアは出てきそうだ。
 ‥実は今年のクリスマス・ギフトにソロモンの鍵を使ってヒットしたので期待されてるんだ‥