『僕とポーク』byほしよりこ

 これは昨日買った本。『きょうの猫村さん』の作者、ほしよりこ氏の短編集。『きょうの猫村さん』にも随所、なかなか「哲学的」なやりとりがあるのですが、これも面白かった。
 だいたい男の子が小豚を抱いてる表紙で『僕とポーク』。
 豚を動物、ひいては若しペットと考えるなら"ピッグ"或いは"ピギー"であろうのに"ポーク"って豚肉じゃん!おいおい!‥でもこの話の場合はやはりポーク。
 ちなみに私が一番感銘を受けたのは第1話の『タロちゃん』。
 タロちゃんはどうやら幼稚園児位の年頃だと思うんだけど(昨日読んで即、妹に貸してしまったので詳細不明)前髪を下ろすことにこだわっているトコ。お母さんや先生から「前髪上げておかないと目が悪くなっちゃうわヨ」って前髪上げられちゃうんだけどスキを見ておろしてしまう。私もそうだった! 
 ‥っていうかさ、昔『ロッキング・オン』で確か岩谷宏が「ニンゲン、年をとるに従って前髪上げる」って書いてて"ほぉ〜"って思ったことが。あれはエアロスミスのジョー・ペリーに関する記事だった。あのヒトもタロちゃん系でした。
 ちなみに私は前髪を下ろし続ける戦いに疲れ、今年ソフトドレッドにして以来視界良好です。