あんこう鍋

 生まれて初めてあんこう鍋を食べました。ウチの父親がおそろしく偏食な為、普段から同じようなものしか食卓にのぼらない我が家。
 しかし最近母親のなかに変革を目指す思いが芽生えたのか、或いは昨日一緒に買い物に行ったキタノサンにそそのかされたのか、とにかくイキナリあんこう鍋。父親もなんとなく手をつけている。そこで油断してトイレに行き戻ってみるとダイニングは険悪な雰囲気。母親はガス焜炉に鍋をかけている。きくと父親がウダウダ言うのでカレースパゲッティを準備中とのこと。
 まったくあきれた父親です。あんこうなんて寧ろ何の味もないのにそれが食えないというのは単なる食わず嫌いに他ならないわけで。いいオトナがさ‥!