高い塔の男/P.K.ディック

 ホワイトハウスで思い出したのがこの本。第2次大戦で枢軸側が勝利を治めた世界に『イナゴ身重きて横たわる』という連合国側が勝利した物語がフィクションとして書かれていて.....という究極のディック・ワールド。私としては『ユービック』が一番だと思うけど、これがヒューゴ受賞っていうのは設定のダイナミズムの為もだけど細かいとこまで上手く書けてるからなんだろうと思う。