吉井ロビンソン改め和哉

 何がどうって私にとって吉井はロビンソンで和哉じゃなかった。吉井ロビンソン、これは凄いネーミングです。加藤スミスとか山下エマーソンとか言ってるのと同じじゃないですか。或いはナタリー恵子とかマイク克典とか。ネーミングに於いてこれをして革命的と感じずに何が革命的であろうか、というものですよ。
 自らフツーの名を放棄し吉井ロビンソンと名乗る吉井和哉、つか吉井。そんな彼だからこそ私の審美眼からしてみればかなり微妙なルックスであれ、歌詞が恐ろしく軟弱であれ「まぁ吉井ロビンソンだし、な」と若干『好き』ですらいました。実際のトコFM802にゲストで来た時など軟弱な声で「男って弱い生き物なんでス。女のひとは優しくして下さいネ」なんて発言にスカーリほだされて「結婚したら吉井クミか」とすら。だのに!今更、吉井和哉で活動とは。すっかり騙された気分です。"CALL ME"の歌詞を覚えた今、ここはいつか電話してやろうかと思ってましたがしてやらない事決定。