生きている鮹<塔の中のイギリス人

 意を決して昼休みにエドワードに電話したら出ない‥キーッ!少しして着信あり「オッ!」と思うとYさんだった。何事かと思うと「もしお時間があれば面白いものを御馳走しますけど‥」。さて、どんな面白いものを御馳走して貰えるのかと思うと行き先は福原*1の豪奢な構えの韓国料理の店だった。焼肉主体だけどチゲ類も一品料理もたくさんメニューにあり、独特な雰囲気。さて、私としては「肉!肉!」という気分だったけど出て来たのは物凄く無気味な一皿で‥動いてる!ってか鮹の足にしては細いし‥って、ソレは正に鮹の足だったんだけど怖すぎ。箸で摘もうとするとうねる!「面白い食感ですし、食べて下さい。日本ではこういう鮹は取れないらしいですから。」ちなみに小皿には塩とゴマ油とレモンと刻んだ大蒜が。とりあえず全て投入してイキイキとした鮹の足の内でも元気の無さそうなのを選んでシーズニングまぶして口に‥と、その元気の無さはカモフラージュだったようで噛もうとするとうねりだし、なんと吸盤が吸い付く勢い!マジ、バトル!もう怒り心頭でグギグギ噛んで嚥下する迄に1分はかかったかも。‥そして生の鮹は美味しくなかった、と、いうかやはり鮹は完璧に死んで茹でられてこそと思い知りました。ってか私としては。その後に食べたタラと豆腐のチゲは美味しかったですが、そのチゲの間にもお皿で思い出したようにくねる鮹の足は最後迄下げて貰えなくてちょい拷問。ちなみに『塔の中のイギリス人』と『生きた鮹』と『拷問』というキーワードで来る人いそうだ。物凄く申し訳ないんだけど。

*1:神戸の花街=ありていに言うとソープ街