昭和のオヤツ

 先日、食器棚を整理していると、こんなものが出てきました!(左画像)プリンとかゼリーを作る器です。
 調べてみるとこういうアルミ器はデッドストックだとか。って特に価値はないのですが。
 わたしや妹がまだ子供の頃、母親が作ってくれたプリンやゼリーは所謂インスタントのやつでしたがとても美味しかった…と、いうかモロゾフのプリンを初めて食べた時「まずい」と思った位です(一応母の名誉を損なわぬよう書いておくと料理は上手かった)!

 今にして思うと昭和40年代にそこまで本格的な洋菓子が抑々あったのでしょうか?個人的にあまり洋菓子も和菓子も好きではなかったから解っていないだけかも知れませんが…駄菓子は好きでしたけれども。駄菓子といえば母方祖母の雑貨屋は一応ちゃんとしたメーカーのお菓子を売っていましたが、そのナナメ向かいにあった『キタガワ』という店は純然たる駄菓子屋で、わたしも妹もそちらに魅了されていたようにも。
 
 さて、そこで、今でもインスタントのプリンやゼリーが販売されているのかとスーパーに行ってみますとありました。

1.ハウスプリンL
 ハウスプリンでも当初は牛乳を使わないハウスプリンエースというのがあった事を記憶しています。ちなみにとどう味が違ったかはもう謎ですが牛乳も卵も関係ないプリンとは?多分それなりに美味しかったのではないかと。調べるとLは欧風Cafe au laitとかCafe latteでいう牛乳の頭文字からとの事。
 とりまLのパッケージに依ると牛乳400ml必要との事なので牛乳も購入。その他諸々。
2.器で冷ます
 先ずは牛乳200mlで粉を溶かし、そこにあと200mlを加えて中火で沸騰させる…その牛乳を半々にする手法がよく理解出来ない所ですが、粉が溶け難いから失敗を避ける為かとも?しかしインスタントプリンで失敗しているようでは…は、兎も角、沸騰した後も数分炊く。そして器に。
 パッケージには「4人分」と書いてありましたが、わたしの注ぎ方がケチくさかったのか、割とたくさんできた。もしかしたらイマドキの器はもっと大きいのか?
3.朝ご飯に
 食べてみると…何ていうか…今でも何か知らないけど本格的な洋菓子やプリンと縁のないわたしですら「プリン?」と感じる不思議な食感と味わい。モロゾフでもない、プッチンプリンでもない…でも不味くはない。
 寧ろ、甘味が少ないので朝食によかったり。
 デザートを食べる習慣のないわたしなので、主食的位置とも。この画像ではツナ+玉葱のサラダがお供、勿論一緒には食べませんが邪魔にはならない味。
 他のメニュとも食べましたが、悪くないかなと。

 子供の時だから美味しいと思ったのかと思いましたが、これは洋菓子や卵の入っているプリンとはまた別の食べ物として美味しいと感じました。
 ハウスプリンLの成分表を検索してみると卵はなくてゼラチンが使われている、という事はババロアに近いのかな?取り敢えずまた作ります。