Kさん

 帰って来てから猫ーズの御機嫌伺い&オヤツ支給などの後、懸案たる龍の絵の練習。
 まぁ見ての通り(右画像)の感じなのですが、髭と角を間違えているし尻尾はこうじゃないんですよね。…でもまぁ思った程、劣化していないというか今回は紅紙に金のリキテックス・筆描きだからこんなもんじゃないかと思います‥思いますが!
 若しかしてマスター、絵が上手かったらヤバイ!という懸念も。
 それというのも以前、アクセの下請け工場メインが中国だったのですが、そこの社長Kさんという人物が実に難しい方でわたしのデザイン画にまぁ、毎度ダメ出し。言うに「構造的に無理」。それもわたしにではなく上司に言って来る。
 雇われデザイナー如きと喋れるか、みたいな?まぁその辺りに関しては始めのうちこそムッと来ていましたが、だんだん面倒臭くなってそういう流れに従っていきました。何故ならわたしは「先生」ではないからです。
 これは別に相手が日本の下請けでも同じ事ですし、20代の頃に勤めていたデ●ズニー或いは某日本人アパレルデザイナーのライセンシー仕事に於いてはもっと顕著でした。ライセンサー>営業>デザイナーであって中小企業に於けるデザイナーなんて…

 と、話が逸れましたが、そのKさんは何度か来日した事もありその時の為に中国語のレッスンを受けた位です。それでか直接会ったKさん=K社長は感じのいい方でしたが、打ち合わせ時「このデザインはー」とチャラチャラッと描かれ、その上手いというか初見のものをフリーハンドできっちりとしたデッサンで描かれたのには驚愕でした。その時「K社長は凄い」と言うと
「絵は上手いけど、デザインとは違うし私の仕事は社長」との事でした。
 物は考えようというか!
 よって、あんまり気を抜いてはいけないという事です。