火車-HELPLESS-/ほー!

 以前、metoo7sさんがブログで紹介されていた『火車-HELPLESS-』を観ました。
 これは宮部みゆき氏の‥わたし個人的には「代表作」とも思える‥実に重厚かつディープでコワーいサスペンス『火車』を韓国で映画化されたものなのですが、とりあえず観終わっての感想は「うまく2時間以内でまとめたなぁ」でした。
 その分、小説とはいろいろ設定とか違う所もあるのですが、エンタテイメントとしては十分成り立っていますし、面白かったです。
 ただ、原作を読んでいないヒトにはちょい説明不足なんじゃないかな‥と思わざるを得ない部分も。特にソニョンの犯罪シーンは「あくまでもイメージ」として挿入されているし、彼女の過去や逃避行中のディテールもちょっと不十分な気がしました。
 で、原作と一番違うのはエンディングなんですが、「映画」としてはこのエンディングがよかったと思います。

 さて登場人物ですが、一番魅力的だったのは主人公のイトコ(兄さん)のジョンゲン。元・刑事ながら汚職を働き世を拗ねた暮らし‥でも有能。よくもまぁこういう俳優さんがいるもんだと思うくらいハマリ役。
 あと、ソニョン役の女優さん。なんか日本にこういう顔の女優さんいるような気がするのですが、イワユル韓国風の美人顔とは一味違う丸顔。カワイイ系。