閨房哲学/H.ベルメール

 多分わたしが思うに近代に於いて一番の芸術家がハンス・ベルメールなのですが‥過度にエロティックなためか周辺の評判は悪いです。
 特に美しい色彩のビュフェがすきだった父にとっては「陰気な趣味」とか思われたり‥
 でもいいんだ!この「閨房哲学」マルキ・ド・サドの短編の挿画はわたしの宝物!
 あと「踵と爪先」というのも持っていますが、これも名作です。
 
 ベルメールのリトグラフが飾られた寝室でスヤスヤ眠るわたしと猫のジョルジュ。ナイスなカップルではないでしょうか‥ってジョルジュにはベルメールなんて理解してないような。
 それより彼としてはわたしの足に執着!もしかしてベルメールの魂が‥?
 わたしの足首に必ず手をのせて寝るジョルジュは怪しいぞ‥それはいい(寝返りが打てないからよくない)けど、朝4時ごろにチューチューしてくるのはめっさ鬱陶しい。まず胸の上にのっかかれるのが苦痛だし!
おっぱいの上を踏みふみするのも痛い‥乳癌になったらどうしてくれるんだ?

 しかし猫にもいろいろ趣味(?)があるみたい、普通は一緒に寝る=お布団の中で寝るというのがメインのようですが、ジョルジュみたいに「足首に乗っかる」とか乗っからなくても足首に手をのせて眠るというのはちょっときいたことないです。
 やはりフェティッシュ?
 猫の考えていることはわからない‥ジョルジュ・バタイユのように深淵な考えが?