ハンマークラヴィア(L.V.Beethoven)/C.エッシェンバッハ
神戸もすっかり秋めいている、というか朝晩など寒いレベル。いつもの場所。
暗い橋のたもとに停まるジャギュア(ジャグアァ?whatever.)はあんまり恰好良くない、ただ無闇と箱っぽいシルエットだから‥でも少しでも明るいところで見るとシルヴァー色でアールデコ風に流麗なデザインがされていてなかなか荘重*1ではある。
ドアを開けると今夜はベートーベンだった。
そこで私はホッとする。
師匠は私より3廻り年上である上に筋金入りのピアノ音楽愛好家、正に私の3倍は作曲家や演奏家を知っているのでやっかい。
ゴドウスキーとかメシアン、あと比較的新しいところではカプースチンとかetc,etc..あとピアニストとなるともう...まぁその辺もして師匠なのだけど私としては「存じ上げませんわ‥」というのがめっぽうくやしい。
だからベートーベン、それもアッシェンバッハという位なら私も知ってるしワカルのでほっとしたわけ。
久し振りにお会いする師匠は心持ち元気そうに見えたし、実際、新しい療法が功を奏しているらしい。
180万円とヘアスタイル
新しい療法とは『免疫療法』↓といってなかなか希望が持てるしろものだとか。
免疫療法に関する情報
しかし驚いたのはジャギュア師匠が抗癌剤治療を心底嫌った理由が「髪が抜ける」という部分!..勿論、気分が悪かったりというのもあるけれど兎に角髪が抜けることが嫌でたまらないのですって‥
あの〜もとから髪が薄いのはわかってるし〜確かに前回お会いした時、髪がチクチクで"後頭部、絶壁"とは見抜いてしまったけど、だからどうって思わないのに、ご本人は「とにかくイヤなんです!」とのこと。
結局、前回のおでーとと日数が開いてしまったのはヒトエに髪のせいみたいなので驚いた。
で、180万円というのは免疫療法1セット=6回の料金です。なんか微妙な値段だな。
(続く)
*1:見るヒトによって感想は全然違うと思うが