フローレス

 どうもカトリック系の男の人はマッチョ思考が強いように思います‥アメリカだとイタリア系の人とかヒスパニックの人がそーいう感じ(アイルランド系とかは個人的に知らないので何ともいえない)。例えばそういう系の男子とクラブとか行って私が他の男子と踊ったりすると烈火のごとく怒り狂うわけです。「オレの体面を潰した!」みたいな感じで。一番シンプルで覚えているのは"'s insultin'!"侮辱、ってか?
 それは兎も角アメリカの俳優で一番イタリアーノな香りプンプンのデニーロがこの映画ではその典型のような人物を演じているのですが、なーんとマッチョ然りの彼が脳硬塞か何かで半身不髄になってしまう!そこで彼はリハビリを通して今迄の自分の考え方がいかに一方的だったか気付いていくのですが、この映画で私は初めてデニーロを「イイ男だな」と感じました。多分半身不髄で表情も乏しい役だったからとも... この人往々にしてオーバーアクトだし。とりあえずこの映画はほのぼのしたイイ話です。ただ間に出てくるゲイvsホモの対立はリアル。レスビアンの世界でもあるのよね〜こういう構造。私は基本的に男装した女なんてキライ、折角女なのにさ‥という発想とは逆の人達もいるわけです。