最近気付いたのだけれど時々私の嗅覚はスイッチ・オフになっているようなのである。こないだの休みの昼など結構時間をかけマイレシピによる『ごちそううどん』を作ったもののピンと来なかったのも多分そのせいだし、そもそも最近本格的に食欲がなくなっているのもそのせいだろう。
さて、事務所の近所に『とまとらーめん』を出す店があり、たまにオッサン連中が食いに行く。連中、というのは部長の仲間がたまに仕事を手伝いに来たりするのを指すのだが、やつ等が『とまと』から帰って来てはやたらと「あの店はガーリック抜きってのが出来ないからなぁ」とか「それが美味しさのヒケツだしなぁ」とか煩いくらいに言う。なんでそこまでガーリックを強調するのか解らなかった。実際、盆休みの前に不王(今たまたまミスタッチで出た熟語だが今後部長のことはこう表記することに決定。カテゴリーにも設定)がそれ食って「ガーリック食べると‥」みたく言った時も「プラシーボ」とか呑気な事思っていた私の嗅覚はオフになっていたようだ。何故なら今日の昼、ソレを食ってきた不王のニンニク臭さといってはもう！お手洗いに行って戻って来ると部屋中がニンニク臭いというありさま！早い話、この部屋で呼吸する＝不王と空気を共有する事かと思うとかなり本気で気分が悪くなりせっせと煙草を吸った。一応、日中仕事中は余程の事がないと煙草なんて吸わない位のマナーは志している私だがこうなってはマナーもクソもあったものではない。
