独り暮らし

 まぁ事あるごとにカズ野郎は「妹さんは独り暮らしで自活して偉い!それに比べて親がかりでノウノウと暮らしているお姉さんは甘い!」みたく言うんだけど、言えば言う程に彼が「家族」の中で「疎外」された存在だというのが見えてくる。息子2人はお母さんのものだし、そして末っ子の愛娘はもっとお母さんのものだろうからだ。ウチみたく2人姉妹だと姉の方が徹底的に贔屓されるという宿命がある。特にウチは両親とも長男+長女だったから余計にだが‥まず初めての子供で失敗し、制御出来ない感じになってしまった長女の次がまた女の子だと「困った長女」にかかりっきりになって「次女」はなんとなく放置される。実際妹が独り暮らしに踏み切ったのはそういう理由があったりする。そういう話もしてたから部長はウチで一種「疎外された存在である妹」に同情するし、妹も部長に懐く。イイ事だ。でも、残念な事に妹は私を未だ尊敬してるので完璧にはカズ部長に懐いていない。彼は疎外されたままだ。ちなみに今日はあんまり煩く「クミさんも独り暮らししてみたらいい!」と言ッたんで「家賃払ってくれたらしますよ」と言うたら黙った。アホか!