南海高野線に乗る
まぁ「旅行！旅行！」と言う程の距離ではナイんだけど私とコッシャンが「高野山に旅行する」というのは長年の悲願(ちょい大袈裟)でそれが遂に実現するというのでかなり嬉しい。しかし『君子の交わり水の如し』に倣って結構お気軽だ。いちおう宿坊は私の菩提寺とっておいたが昨日迄「どこで何時」とかハッキリ決めてなかった。ヤツは今高知の山奥に暮らしてるし私には解らない複雑な事情を抱えているからさ。ま、とりあえず昨日から実家に帰って来てるとの事でお互い最寄りの駅に正午。そして会うともう話す事山程あるんで各停で梅田まで出て御堂筋線でなんば→南海の駅でチケットを購入してると「ちょっと！アレ乗ろうよ！」とコッシャンが言うの「えーアンタ‥南海高野線は私の方がプロやで」と思いつつ見ると『高野山行き急行』があと１分！ああ、やっぱコッシャン今だに慧眼ですわ。
高野山旅行-高野山へ
その南海高野線急行は結構混んでて驚く。実際高野山まで行く人より、その手前の駅で降りる人が多いんだけど、とりあえず新今宮で降りた人のひとり掛けの席が空き私がそこに座りコッシャンはその腕置きに腰掛け橋本あたりまでその体勢。そこで２人掛けの席が空いたんでそっちに移る。そして『極楽橋』からケーブルに乗り高野山に。
宿坊へ
高野山ってもソコからバスに乗らないといけない。で、なんとなく「一日周遊券\800」売ってるの買おうとすると「コレ今日しか使えないけど‥」と言うの押し切って買いマイ宿坊に。名誉の為その寺院の名は明かさないけど結構しっかりした寺院ながら割とアホッタレっぽい鼻詰まり系若い小坊主が出迎えてくれる。
勤行の依頼
まずソイツが私とコッシャンを見てポカーンとした顔で「お泊まり頂くんで‥すよね」と言うんで「あー！荷物が少ないから？」「え、ええ‥」「泊まりますよ。」「ああ、よかった、勘違いしてたらって思って」ってここらで私とコッシャンは笑いモード。そして部屋に案内されて宿帳を書き「勤行のお願いはこちらに」というので母方の祖父母のデータを書き込み「お供えは如何程？」と尋ねると「あの‥お気持ちで‥」と言う。「いや、普通はどうしてはるんですか？」と言うと漸く「あ、あの‥」と結構な価格設定を述べるのでソレに従いまん中あたりを書き込むと「はは〜」と鼻詰まり系は退室。さぁ、コッシャンと爆笑しようかと思うと "あの、すいません‥" と障子の向こうから声。何かと思うと「お供え、今頂きたいのですが‥」。
外出
さんざ笑って「とりあえずどっか行こうぜ！」ってんで私達が出掛けようとするとまた寄りにも寄って鼻詰まりが「行ってらっしゃいませ！」と出てくる。一応まずは大伽藍行こうと思ってたけどもし明日雨なら今日の内に奥の院行くベキだよな、ってんで鼻詰まりに「明日の天気どうかな？」と尋ねると首をブンブン振って「いえ、そんな事は解りません‥」。ソコでまた玄関口に散ってる桜の花びらをしてコッシャンが「桜がまだ咲いてるのね。」と言うと「昨日が満開でした！」との事。オイオイ！葉桜じゃんよ！‥と私とコッシャンは大笑いしつつ折角のバス券だし大門まで行く。高野山の建造物は総体に大したものなんだが、特にこの大門やそこから近い大伽藍は圧巻。凄いの一言。そして金剛峯寺に行くと「もうお終いです、ご足労有り難うございました」なんだよそれ！見ると4：10で閉場って半端な設定。
みやげ物
仕方ないんでトボトボ高野町の土産物屋をひやかす。思った以上にバカなグッズ多し！私は「紫外線にあたると色が変わるヨ！」という樹脂製の玉に弘法大師の絵がプリントされてる根付け、コッシャンは合掌した手の形の表に「合掌」裏に「幸福」そして両手を開くと中にいろいろ書かれている謎のキーホルダーをゲット。ちなみにマイ樹脂の玉は本当に陽光にあたると白が紫になったけどあんまり有り難みナシ。
晩ご飯
６時に！それも殆ど炭水化物ってお腹膨れて仕方ないよ。以下はメニュー。
○野菜の天麩羅=山菜掻き揚げとあとはわらび・薩摩芋・カボチャ・茄子○ナマス○ひじき煮○煮物：高野豆腐と生麩○鍋=野菜とうどん○ごま豆腐○ご飯＋デザート(メロン)‥満腹すぎ！うどんが余分だったな。
まぁお風呂が５年前位からキレイで広くなってるのもあって自信持ってコッシャン招待したんだけど本当に気持ち良かった。
就寝
で、私達は各々仕事で今迄知り得なかった『JR西日本』の情報を認識し、あとなんか下らないお笑い系の番組観つつウトウト‥と、イキナリコッシャンが「ハードゲイって知ってる？」。あー、黒革やチェーン着けてなんか警察の制帽みたいなん被ってレイバン掛けてる系でしょとだらだら言うと「え！あんたハードゲイ知ってんの？」ってどうも話が噛み合ってナイのでよく聞くとそういう芸人がいるとの事。つーかコッシャン昔クイーンのファンだった癖にフレディ・マーキュリーもそういう恰好してたの知らないんかいな‥って流れから『クルージング』だの「フィストファック」「スカルファック」といった真正ハードゲイの話をする。
