ゴルソン・ハーモニー/Blue Mitchell Sextet "BLUE SOUL"

 なんとなくジャズが聴きたくなってB.ミッチェルのセクステットを聴いたら見事にモコモコした音で何年か振りに「ゴルソン・ハーモニー」という言葉というかカテゴリーを思い出した。ゴルソン=ベニー・ゴルソンは御自身サックス奏者なのだがコンポーザー/アレンジャーとしての活躍の方が大きい‥とよく言われる。確かに "Whisper not"とか名曲あるしコンポーザーは認めようと思うけどアレンジャーとしてはどうだろ?とりあえず「ゴルソン・ハーモニー」ってカテゴライズされてる位だし評価されてるのかも知れないけど、私の耳には「モコモコしてるなぁ」としか!でも嫌いっていうんじゃない。ただこのB.ミッチェルのアルバムの"Nica's Dream"は複雑。そもそもこの曲はミッチェルが定メンとして在籍してたHorace Silver QuintetのリーダーH.シルバーの代表曲とも言える曲、ソレをあえてマイ・セクステットで!ゴルソンのアレンジで!モコモコな音で!やるというのは愛とか意匠返し?それとも‥でもミッチェルのトランペットはゴルソンのアレンジに合ってる。なんていうか暖かい音だし。ここで聴ける"Nica's Dream"は曲のスピードって意味でHS5(Horacescope収録)のよりイイ。つーかマシつーかまずこの曲(Nica's Dream)のベストはやっぱメッセンジャーズの時のやつだと思う。あとケニー・バレルのヤツ。