提案

 さて、私のサンプル達を提案しに『S』に。担当のWさんは会うなり「あの−Oも後で来ますから...」と苦笑い。O氏はWさんの上司だしそもそも今日の提案はO氏にすべき事な所、Wさんが見てくれるというので嬉しかったので何となくそのニュアンスは解らんでもない。ハッキリいってアクセ魂を解る男の人っていないし。実際今日もWさんと私で「コレのこういう所がカワイイ」みたいな話してるとO氏登場、始めはまぁ私たちの話に参加って感じだったけど少しすると「ところでデザイン誰がどうしてるか、って管理はしてますか?」と来た!...一応アクセに関しては私が初回サンプル作ってるし全然問題ナイんだけどコサージュに関してはそういうの専門でやってるトコに丸投げしてるし結構微妙だ...で、聞くと最近は『知的所有権』というのをネタにした『クレーマー』が横行しているとの事、それもじっくり聞くとO氏がだかその部下だかが「カーテンのデザインを業者に依頼し、デザインを買い商品化すると即!コピーという指摘され調べるとその業者が他社のデザインをコピーしていたんですわ。不細工な話ですけど、そんな事あって最近は用心してるんです。」という一件があったらしい。ソレは申し訳ないけどかなり間抜けかとも...でもそういう感じでターゲットにされてるならコサージュに関しては確認してから再提案しますって引き上げると「うん、お引き取り願えますか^^」...そこで解った!...実は昨今のコサージュ流行で結構採用はされるけど売り上げは悪いんでまずコサージュやりたくないってのもアルんでしょうね。私自身コサージュ解らないからどっちかと言うとやりたくないしそういう考えは優先かも。
 それは兎も角『知的所有権』とか『商道徳』っていう事の基準が基本的に曖昧なのはスタンダードが日本では設定しにくい環境があると思う。今日O氏も言及していたけど私達日本人のアパレルや周辺グッズに関してやはり欧州のコピーが基本にある、そこから始まっているから「コピー」と「オリジナル」の境界が明文化し難いって事大きい。最近国内のアパレルメーカー同士での起訴沙汰も多いけど泥試合って感じだ。某メーカーの新デザインをコピーしたと訴えられたメーカーの言い種が「ヨーロッパのトレンド踏襲した自社オリジナル」ですわ。
 ああ、今日はマジ疲れました...