マクロからミクロへ/K.アンガーの神秘主義的作品

 最近、宇宙のことをいろいろ考えているのですが、今日は仕事も休みというのでなんとなく気分もライト。
 そこで観たくなったのがケネス・アンガーの神秘主義的映像作品です。

わたしが一番好きなのは『快楽殿の創造(Inauguration of PleasureDome)』ですが、ちょい長いし気楽に楽しめるこれ『ラビッツ・ムーン』を(BGMはA Raincoatの"It came in the night"という曲だよ)。しかし、月とウサギって海外でもなんか関係あるのかな?中国にはあったけど‥ 調べてみよう。
 あーでも『快楽殿.....』「さわり」のがつべにあるのでウp↓。

実に神秘主義のエッセンス‥途中で終わるのが残念だけど。
 ちなみにヘンリー・ミラーとの関係で有名なアナイス・ニンが女優として出演しているシーンはこちら。
 わたしも彼女↓の『小鳥たち』っていうエロティックな短編集持っているけど、こんなかおのひとが書いてたのかと思うとなんか納得。かわいいです↓

 
 さて、かれ(K.アンガー)はアレイスター・クロウリーの提唱した魔術の概念に深い影響を受けた作品を多く創出しているのですが、実はわたしもクロウリーの神秘主義には影響を受けています‥ っていうか、神秘主義的思想はキリスト教なんかよりはるかに古く、かつ、プラクティカルなものだと考えていて。
 仏教もそうですしね。 西欧の近代神秘主義は大いに仏教から影響をうけています。
 わたし個人としては日本の神道というか「すべてのものに神が宿っている」というアニミズム的な世界観がまずあるので(一定の年齢以上の日本人にはふつうのことでしょうが)キリスト教的な考えがとても難しくすら‥。
 この辺は、エリッヒ・フロムの「死」や「愛」に関する研究本を併せて読むと面白い世界です。