肺癌の恋人

 今夜、ほぼ半年振りに会ったジャギュア師匠は髪がツンツンしてい、後頭部がセッペキだということを私に知らしめた。
 そして今度こそ「本当に癌だ」ということも‥

 半年もの間、連絡ひとつ下さらなかったことで私は「もう彼は死んでしまったに違いない」と思っていたし、お誕生日(7/25)のプレゼントも準備していなかった。そして平常心でいた。仕事も忙しいし。

 だから先日(木曜)電話がかかってきた時にはビックリした。
 そして今さら彼と会いたいとも思わなくて適当に言い訳してスルーしようかと思ったけど‥今夜会ってよかった。

 いや、どうだろう‥いっそ会わない方がよかったかも知れない?

 彼、ジャギュア師匠は今年5月頃「あと6ヶ月」と医師から通告されたとのことで「だからもうあと3ヶ月かも知れないんですよ」。

 そんなこと、いや!
 「死んだと思ってた」私だのに、今、涙が止まらない。
私の覚悟なんて、ニセモノだったってことだな。

 いったい私はどうしたらいいんだろう?