オールドミスvs.丁稚どん


 イマドキ"丁稚"なんて言葉知ってるヒトの方が少ないかも?アト"オールドミス"というコトバも。
 "丁稚"というのは男の子供が商家に"奉公"する身分を指します。↑このヴィデオにあるよう、丁稚どんは大概安い着物(ユニフォーム)に、奉公先のお店(おたな=お店の意)の屋号(店名)が入ってる前かけ(エプロン?)を装着しています。このヴィデオでは"木金堂"というカステラのお店です。

 そして"丁稚どん"に「はよ来なはれ!」と命令口調のおっさん(前田五郎=坂田利夫とコンビ"コメディN.1")は一応"番頭はん"なのですが、この劇中ではお店の"こいさん(確か他に娘はいない設定だったと思う)"の婿養子という立場&こういう場合、一番権力を持っているのはこいさんの母親たる"お家はん"なので‥前田五郎演じる"番頭はん"は頼りなく、丁稚どもに軽くナメられている。

 こうした制度は昭和20年代以前のものだと思いますが、かつて私が勤めていた大阪は船場のメーカーでは‥四国から出てきて問屋にて"丁稚奉公"したという上司が結構いたものです。
 だいたい昭和ヒトケタ〜15年位に生まれた方たちでしたが。
 
 そんな上司に気に入られまくりの私は「丁稚根性」を産まれながらに持っていたのでしょう。
 或いはイマドキ風に言うとドMですか。

 そしてそんな昭和ヒトケタ上司が甘やかして育てた『団塊の女史』からやたら好かれるのです。
 船場のメーカーでもでしたが、今担当している某百貨店の『団塊の女史』さまも結構ボロクソに言ッたりするのですが、なんとなく同情してしてしまい「解りました」って言ってしまう。
 
 大体、団塊の世代のヒトって大きい不況の波なんて知らないわけですよ。
 そんな"オレ様世代"に何言っても無駄というか‥私に出来るのは賞賛と道化の役だけ。正に丁稚どん的立ち位置。
  
 決メの言葉は"いや、本当に申し訳ないですっ!すんません!私の入力ミスで!"...ミスってなくてもそう謝罪するのさ!ごたごた言うても仕方ナイからな...