平野啓一郎/決壊

 読み始めたばかり。
 特にこの作家に偏見はないけど、しかしやはり三島由紀夫と比べてしまう。
 内容は現代的であり三島の回顧主義的な文体とは違う、違うのだけれどレトリカルな部分が似ているようで、しかし、粘着度が高い部分が好嫌を分かつところじゃないかと思った。
 私は11ページ程読んで、その粘度に少々辟易した。