意味がなければスゥイングはない/村上春樹

 『ステレオサウンド』という音楽誌に掲載されていたエッセイが単行本化されたとの情報。そこに我らがスガシカオに関する文章が載っていると知り今日早速仕事帰りに紀伊国屋で立ち読みしてきました。何故か村上氏の事務所にシカオの『CLOVER』見本盤が送られて来た事で氏はシカオを知るのですが‥一応ベタ褒め。「..日本のポップスが往々にして歌謡曲のアップデートでしかない→特にスローな曲でそれが顕著→しかし(スガシカオは)スローな曲でもクオリティが保たれている」という論調でサウンド的にもだけど歌詞世界の秀逸さを強調。まぁ確かに。ただ不満だったのは「ドキドキしちゃう」を軽く「こういうキャッチ−な曲もイイけど」とスルー気味だった所。あの歌詞の凄さときては‥なのに‥別にイイけど。