眠狂四郎円月斬り

 そんなこんなで雷蔵・市川は私としてお馴染み感100%、しかし改めて観ると「カッコイイ」。それも『眠狂四郎』に限って言うならガルボやディトリッヒに似たカッコ良さ‥L.フランキー氏は『狂四郎』を「ギャル!」と分析していたが、それは違うと思う。雷蔵の狂四郎の根底にあるのは徹底したナルシシズム。出てくる女性皆が狂四郎に惚れるし彼自身がそれが当然と思っているし「金が無くなれば博打で稼ぐ」という自信も含めて寧ろ「アイドル」。ちなみに今日観たコレではレイプした処女からも惚れられ、あとピザ系田舎毒男から迄「あんたと一緒に生きたいんだよう!」と抱き付かれ〜流石の狂四郎もそいつは力ずくで振払っていました。