イギリスで完全に記憶を無くした状態で保護された通称"ピアノ男"は全き記憶もあるドイツ人の愉快犯だったらしい。しかしこんなのに騙される精神科医とは‥と、いうか昨今の異常犯罪人の中でもこういう「サイコパス」みたいな人は本当に「そこらの精神科医や分析官なんて簡単に騙せる」という明確な方向性や力量があるから厄介だ。それはともかくこのドイツ人男性に於いては何がどうでそういう行動を執ったか？多分目立ちたかったからだろう。サイコパス系に顕著なのはその行為の基底にあるのが損得ではなく自己顕示欲だからだ。日本での報道こそ当初のみでその後報なかったが、多分ご当地ではかなりの「ファン」が付いていただろうと思われる。サイコパスの方々は何が何でもスターになりたいし、またそういう一派を好きになる人々もいるのである。そしてサイコパス諸子が使うのが「逆転移」だ。実に巧妙である。愛される為には平気で嘘をつくし、一旦愛されていると確信したら後は「刈り取り」というのがやり口。くわばらくわばらである。
