TUK-TUK at 野崎まいり/NSTとR.フリップとグルジェフ

 最近パキシル効果(プラセボとは思えない)で元気なわたしは、ちょっと前までなら "とてもとても"お出かけしようとは思わなかった所にお出かけしています。映画観に行ったり(何年振りだろう!!)帰りにゴチソウ(エスカルゴ+バゲット+白ワイン)食べたり…もしかしてだけどこの日の事はエントリしていないかもしれない。何故なら映画がとても評判のいい「お!?それ観たの?どうだった?」って言われそうなものであるのにわたしときては‥どうやろ?10分も観てないかも知れないからです。いや、当初「おお、映画館は音が大きいなぁ!これなら寝ないやろ!」って思っていたのに‥その上チョット文学的ともいえる内容で途中で目醒めてもわからん。で、気付くとエンドロール(エンドクレジット)でした!何しに来たんやわたしは‥でもソコで目覚めててよかったですよ。入れ替え制でしょう、そのまま寝てたら映画館の人に起こされるとこだった!それは恥ずかしい!でもまぁ気持ちよく眠れたので近くにあったカプリチョーザで御馳走食べたりね。何しに行ってるんだ、と。
 恥ずかしい話はこの辺にしておいて、昨日ときてはわたしが人生の中で行った事のない東大阪は『野崎まいり』というのに行ってきました。そこで天才(鬼才)TUK-TUKというギター・デュオの演奏があったからです!ちなみにわたしは地図だけで目的地に行けるタイプなのでどんなトコにもツラッと行けるのですが、この日は思った以上のお祭り騒ぎの上、階段に次ぐ階段でヘタりそうになりましたがとりあえず重いコンダラを引っ張りつつファイト!何故なら?TUK-TUKですからね!
 ところでわたしがどうしてこのユニットを知ったかというと、これもSNS仲間のSさんからじゃなかっただろうか?このTUK-TUK(トゥクトゥク)の松浦さん(画像右)という方が他にもガジェットというユニットに参加されていてその話からだったように思う。初めてトゥク・トゥクを聴いたのは4〜5年前大阪・日本橋近くのジャズ系のお店でのライブだったけど、本当に感動した。ナマの音楽を聴くのがそも久し振りだったというのもあるけれどエレガントなのにエロティックでもあってビックリした。そも彼等トゥク・トゥクのレパートリーにアストル・ピアソラがあったのが、これもよかった!そこでCDも買わせて頂き家で聴くと、これまたなんとなくライブと感触が違うというか…アグレッシヴな曲もあるのだけれど、それでもそぅっと風に吹かれているような心地良さがあるのです。ちなみに昨日は新曲の披露もありました!こんな感じ!(動画ウpby.Sさん勝手にさーせん)
       

 ところでここでこんな話までしてしまうと詰め込み過ぎかもですが、トゥク・トゥクの松浦さん&秦野さんはZUMというもうお1方アルヘンチンのギタリストと組んでいるユニットにも参加されているのですが、出会った場所がロバート・フリップ翁主催する「The League of Crafty Guitarists」というのがまた凄い。フリップ翁呈するNST(ニュー・スタンダード・チューニング)に基づく学習の場?動画探せばあるけど謎めいています。で、フリップ翁がグルジェフを信奉しているというのでなんとなく雰囲気が解りますが修行に近い。グルジェフのワークっていうのの基本思想は「いい馬でも乗りこなせないと駄馬に終わる」で、とにかく自らを精神的に乗りこなす為によく解らないワークに順応していくという…あ、よく解らないというのはわたしが部外者だから、ですよ? さてそんなわたしはピアノ(キーボード)しか弾けないというのに、松浦さんが主宰するNSTのワークショップに参加した事があります。コードやスケールは解るんだから、そもそものチューニングを知らないのがどうした!みたいなね。ああ、駄馬。でも楽しかったのですが、なんだろう、知恵熱!?…風邪ひいた。でもまた行きたい。だってギター買いましたからね!
 と、いう乗りこなせてない駄馬のわたしは昨日はウィッグ着けて行きました。誰が見るねん‥なのですが、右画像でいちびっております。フザケている、とも言えるのですが、昨日も現地でお会いしたSさんが日記に「イチビリ」と書かれていたのでそれもそうか、と。ましてや御大トゥク・トゥクの新アルバムに「握手券をつけるべきですよ!」とかね。駄馬も駄馬。もし国内にグルジェフのワークショップあったら行くべき?「帰れ!」って言われそう?