町田町蔵+北澤組/駐車場のヨハネ

 ちょっとはシャキッとしようというポジティブシンキングが通常やる気のないマイ中国製オーディオセットにも伝わったのか久し振りにコレ演奏してクレマシタ。マイ中国製オーディオセットというのはよく新聞の折り込みに入ってる通販とかで『これで貴方の思い出の一枚も!』みたくうたってる類、アナログ+CD+ラジオ+カセットの4種の再生機能ある安〜いアレですわ。そしてコイツが我が儘でね、CD再生に於いて独特な差別をするんです。まぁ科学的に考えればCD盤面の具合でそうなると思いますよね‥でも違うんですよ。例えば町田とかそんなに通常聴かないからほぼサラというかもし中古屋に売ったら多分評価高いレベルなのに結構再生してくれません。トータルに見てコイツ(って延々とコイツ呼ばわりもアレなんでまぁチャン氏としますが)チャン氏は解り易い音楽が好きみたいで『ジャズならモード系やクールではなくハードバップ』『クラシックなら近代以降じゃなく古けりゃ古い程好き』『ロックはまぁオッケー』。この辺でチャン氏の性格は結構見えてきますが、邦楽に関するこだわりがよく解らないのです。ただ判明してるのは『スガシカオは無条件にスルー』という事と『平井堅はガンとして再生したくない!カセットもテープをからませてみせる』という事です。でも今日みたく気分によっては町田を再生してくれますがそのせいで私はまた寝てしまったのでチャン氏の謀略の深遠さには勝てそうにありません。実際以前かなり腹が立ってCD部を殴った事もある(そのせいでCDのフタはガムテで固定してある)し、で、私はかなりこの闘いに於いて不利な立場にあります。そして「町田はもうワンパターンだしいいか‥」とまで思ってしまいました。『脳内シャフル革命』もたいがいだしな‥いやいや!『どうにかなる』は名盤だし!

平成残侠伝・外道は殺れ!

 外道は殺れ!の「!」はタイトルの内です。私が「殺れ!」って発奮してるワケではありません。しかし所謂Vシネって一体どういう人がどういうモチベーションで観るのか謎なんですが、一応本職の方々も観てるという事を知った時には目からウロコでした。根元敬が「日本人の殆どはヤンキーとファンシーで構成されている」と氏の著作で述べておられましたがそういう事なんでしょう。ヤンキー要素やファンシー要素を持った人々がより一層の精進の為にVシネ観たり雑誌読んだりしている図はかつての革命的同士が『前進』とか『解放』といった機関紙を読んで自らの革命的意志を進化させていったのとまぁ同じ事なのかも知れませんね。そういうの、部外者から見ると往々にして「あー泥沼‥」なんですが。そして私自身Vシネ嫌いじゃないし定期券入れは"Gaspard et Lisa"だしど真ん中って感じ。でもVシネ、時代劇と基本構造同じすぎ。実際この作品(@@)も全体的に「ありえねー」の続出。竹内力、すんげーコアなファンがいるらしいけどその人々はマツケンサンバにいっててもおかしくなかったんじゃないか?

村上龍『半島を出よ』

 結局買いました。その動機は「壮絶な拷問」の一言なんですが、いや〜なんかフィクションと思えません!貯金おろしに行きたくなりました!でもそれより怖かったのは私の集中力の劣化具合です。これ迄村上龍モノはほぼ一気読みで来たしコレもかなり面白い本なんですが、ふと気付くとウトウトしつつ勝手に2行程捏造してたりしてた事です。しっかりして欲しいものです!って私!