氷の世界

f:id:nadja5:20200207111654j:plain
 先日の事ですが、いつも商店街の『正宗屋』という居酒屋で喋っているナカーマというかお連れさんのT女史Uちゃん"a.k.a.教祖"(右画像)のお二人と、居酒屋が休みの夜、別の店で飲んでいた時、何かの話してる時にわたしが"チッチッチッ‥"とやると(上画像)T女史が「イマドキ~」と爆笑し、Uちゃんがなんやなんや‥となり、店に居合わせた人々にまで爆笑が伝播!
 えぇ~?"チッチッチッ‥"ってしませんか?

f:id:nadja5:20200209174504j:plain
 「すごくいい映画を観た!感動した!」ウチ近の県立美術館でたまに映画観賞会をやっているのですが、ソレに出掛けて行った叔母がえらく興奮していたのですが、丁度一昨日土曜、WOWOWで放映されていたので私も観ました。上画像

 『グリーンブック』という確か去年公開された映画でしょうか?
 舞台は現代ではないでしょうが、米国南部に於ける人種差別が徹底的な時代。ミシシッピ・バーニング』とかの時代でしょうか?
上画像は一番いいシーン、南部の高級ホテルだかレストランだかでドクター=アフリカ系・インテリ・ピアニスト・上品な彼に与えられた楽屋というか控室が物置部屋でムッ‥それ迄にも酷い扱いをうけている‥その上、或る意味一番の主賓であるというのにレストランでは食事をさせないという。
 南部ツアーの運転手兼世話係に雇われているトニーはイタリア系、元ナイトクラブのボディガードをしていた野卑なおっさんで始めは差別意識があったケド‥というバディ系ロードムーヴィー風展開なのですが、遂に激おこでレストランだかホテルだかの支配人に詰め寄る。
 結局そこでの演奏会はキャンセルしたのかな?‥その後、支配人が「オレンジなんちゃらって店がある‥」と言ってたトコは黒人専用のバーで食事を。ドクターはタキシードのまま。「このドクターは世界一のピアニストなんだぜ」とウェイトレスにトニーが自慢し、ドクターはショパン"エチュード・革命"をザッと弾いてみせ、バーのバンドとは見事なラグタイムだかを弾いてみせる。

 確かにイイ映画ではありましたが、個人的に驚いたのはトニーを演じているのがヴィゴ・モーテンセンという所。
 わたしが知る限りヴィゴはシャープでクールな役しか知らなかったのでこんな腹の出たダサダサの役というのに驚いたのです‥もしかして『モンスター』のシャーリーズ・セロンみたく役作りに肉つけたのかな?奥さん役の人や子供たちの年齢からして単に太ってる30代くらいの設定みたいだし。
 あと最後までスルーされていますがドクターがゲイという役柄もなんだか、なんだか‥ダブル差別の対象というのがもの凄く不幸。
 ドクタースラッとしていてスタイルもいいし上品だからいつかイイパートナーが出て来ると思っておこう。そのドクターを演じている役者さんはイスラムぽい名前だったしピアノも本当に弾いていたけど何者だろう?


スガシカオ feat 井上陽水 氷の世界

 と、いうわけで『氷の世界』。👆
 このレコード聴いたのは中学生の頃だった。40数年後、自分が「ああ、まいに~ち~吹雪!吹雪!氷の世界~!」なんてカラオケで熱唱する日が来るなんて思いもしなかったに違いない。
 でも猫ーズと幸せに暮らす日々が来る事も想像していなかった。
 人生何があるか解らない。
 『グリーンブック』も所謂"Based on true story"というやつだけど、トニーは用心棒してたクラブのオーナーになり、ドクターも幸せになったに違いない。時代は変わるし何があるかなんて解らない。

f:id:nadja5:20200207222539j:plain
 ちなわたしは自分が禿げるなんて思ってなかったけど安いウィッグ(ヅラ)が楽しめるようになった。寂しがりのゲイニキもいつか本当に愛し合える人と出会えるだろう。