老後のたのしみ…

 女流画家マリー・ローランサンが恋人のギヨーム・アポリネールをソデにしたもののカレから貰った手紙は紫のリボンで束ね取って置いたという話はもう何回もしているように思いますが、その理由が"老後のたのしみに"というのがなかなか。そりゃまぁアポリネールなら…
 この話をしてくれたのは最愛の松子さん、そしてわたしたちも毎日のように手紙を遣り取りしていましたが(微妙に近所であれわたしは大阪で仕事をしてい、かの女は大学生だった)…うーん…せんだって勤務先の上司と交換日記をしていた事、そしてそこにある自筆の読み難さと勝手な言い分に呆れ果てた事は書きましたが…わたしは松子さんの手紙を取り置いているものの、かの女が若しわたしからの手紙を、と思うとなんとも。

 それよりもの忘れが酷い事もあり手作業には集中していますがそも頭を!と思い将棋を始めよう!なのですがSNSの知り合い「将棋ならまかせとけ」氏が先日やって来ました(左画像)「100均でマグネットのんあるで」という事は以前ネットでアドヴァイスを下さった方も仰有っており、それでも持って来てくれるのかなと思っていたらオンライン将棋をいきなりやらされ→先ずルールも知らないのですから見事玉砕
 玉砕はしましたがコレはルールさえ覚えれば来年の正月には「え?クミちゃんに将棋?ははは…」と笑って取り合ってくれなかった叔父をギャフンと言わせる事は可能!いう手応えは獲得。
 ネットの親切な名無しさんによる"えっと全く将棋を知らない人なら羽生先生のみるみるシリーズ(そういう本がある・わたしはそこから行こうとした..)よりも普通の入門書を買って、駒を動かしながら勉強がいいかと、100均で(ry"という親切なアドヴァイスに従ってもよかったのですが、ルールを知らなくても、そしてオンラインでも、一番カンタン・レベルでも、玉砕したにせよ..将棋を指したという実感はいいものでした!

 それはさておき相変わらずわたし以外には懐かない猫ーズ(右画像)。例外的に父方若い方の叔母には懐く、コレは父方家にてずっと犬や猫を飼っていたというか来る者拒まず的においていたからかと察するところですがジョルジュが来てというかわたしが連れて来たおり一番喜んでオモチャを作ってみたり爪とぎを買って来たりと奮闘した父には可愛そう(父が)な程懐く事がなくそれは父のダミ声が理由かと。
 
 昔、妹さんがゴールデンハムスターを飼っていた事があるのですが出張のおりなどウチに預けるわけ、すると父が喜んでかまうのですけどあの小さな生物にそれは脅威ではないかと感じられる大声で名前(きむち)を連呼。こっちがハラハラしましたが妹さんとしては「それよかきむちがケージから出てる間絶対クミちゃんの部屋閉めといてよ!アレ樹海やん!」..へぇ、上手い事言うなぁとは思いましたが若し何かあっても困るので仰せのとおりに。

 この若し何かあっても困るという腰の引けたメンタリティがあんなに動物好きだった父を猫オーナーにさせなかったのだろうなぁと思います。わたしと似ていたから。
 個人的には近所のお稲荷神社である程度"地域猫の境遇とものの考え方"を理解したつもりでいたのでボロボロに弱っていた初代ジョルジュを獣医に連れて行くと「極度の脱水症状」との事で取敢えず点滴。すると夜になって「もう..良かったらおうちに..」。その夜ずっと抱いていたらカッと瞳孔が開き(ry..
 今にして思えば初代ジョルジュ、お稲荷さんで19〜20年生きた♀のグールド婆さんと仲良しだった(左画像)ので無理にカレを引き取ろうとしなければ良かったかとも..ボラ仲間によると「あの獣医は!」との事でしたがボクチャン(ボラ仲間からはそう呼ばれていた)を看取り火葬までして、というので皆さんの出資で何か..と言われましたが未だグールド婆さんもいましたしそっちに、と。ダメな病院に連れて行ったのも火葬してお骨を撒いたのも個人理由ですから。

 ところでまた丑島くんですがめちゃくちゃ沢山兎を飼っている(右画像)!一度些細な罠で収監された時、ペットシッターを頼むもあまりの人数+ご飯やマッサージの指示にシッターさんが費用を値上げしてました。
 今、ヤクザと抗争中の丑島くんは部下でも一番気の優しそうな部下・高田にウサーズを任せていますが..わたしならちょっと..
 まさに「若し何かあっても困る」の窮みでしょう!まぁ丑島社長がわたしなぞ雇わないでしょうが..